ホノルルとイノウエ

 

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ハワイのホノルル空港が「ダニエル・K・イノウエ空港」に改名された。

ダニエル・K・イノウエ(以下イノウエ)は日系人でハワイ選出の上院議員である。政治家として尽力して、その功績を称える意味らしい。日系人だから日本でもニュースになるのだろう。日本人として名誉に感じるのも理解はする。

私はそういうのはそんなに意識しない方である。「そうなの」って感じだ。別に身内でもなければ何でもない。確かに日本人だがあった事もない他人だ。ましてや話も聞いたことも無い。今回の件がなければ名前すら知らない人物である。「誇りに感じる」と言われてもピンと来ない。

イノウエは父母ともに日本人だ。ハワイに移民して出生した。だからイノウエはアメリカ国籍を持っている。それはアメリカでは「出生地がアメリカ合衆国内であれば国籍を取得できる」からだ。ちなみに日本では違う。父母のどちらかが「日本国籍」を持っていないと子供は日本国籍を取得できない。なので日本でもバブルの頃に「出産費用がかかるが、アメリカに行って出産する」と言う人もいた。子供がアメリカ国籍も持てるからだ。もちろん、親は日本人なので日本国籍も持てる。二重国籍である。同様にイノウエも二重国籍だ。日本国籍を除籍したかは不明だけどね。

二重国籍と言うとつい「蓮舫」が話題になるが、そう言うケースは割と多い。除籍せずに政治家として当選してしまって、後になってから発覚するケースだ。日本に関係する人物では「アルベルト・フジモリ」である。元ペルーの大統領である。

フジモリなので日系移民である。学者から政治家に転身して大統領になった。当時は「日系人の大統領」で話題となった。南米とは言え一国の大統領なので、これで外交関係が進むと期待もされた。

そしてペルーで政変が起きて、フジモリは日本に亡命した。もちろんペルーの新政府は日本に「フジモリの身柄の引き渡し」を要求した。その時にフジモリの二重国籍が発覚したのである。大統領なのでペルー国籍を有しているが、同時に日本公使館に出生届を出して「日本国籍留保」の手続きをしていた。それが残っていたのだ。これを理由に日本政府は「フジモリの日本滞在には違法性はない」とした。

当然外交問題になった。

時に「ネーミングライツ」と言う制度がある。「命名権」と言われ球場などの施設の名前を決める権利である。日本でも球場などでは「命名権」が売買される。アメリカでも多い。

そしてこの件で思ったのが「どうせなら空港の名前も売ってしまえ」と言う考えである。正式の空港のコードでは無いのだから、運航に支障はない。今回の改名もホノルル空港のコード「HNL」とは関係ない。単に呼称が変わるだけだ。

なら、金になるなら売れば良い。それで空港の経費の足しになれば、利用者だって得をする。そして空港も基本的に独立採算である。そして赤字の空港も多い。日本の多くの地方空港は赤字だ。地方自治体が支援してなんとか運営できているのが実情である。関西国際空港が倒産すると言う話もあった。

なぜこんな事を書くかと言えば、私は静岡県民である。静岡には「静岡空港」と言う不良債権がある。作ったもののほとんど利用されない。毎年赤字で県の補填でどうにか経営が成り立っている。国内線は、熊本と小松と松本と新千歳のみ。国際線も韓国と中国である。

もちろん毎年赤字だ。黒字になった事はない。もちろん補填に使われるのは県民の税金である。だったら「命名権」は売れないか?と思っただけである。ちなみ赤字額は2015年度で5億円ほど、サッカーの清水エスパルスの「IAIスタジアム日本平」が3000万程度らしいので、それで赤字が減るのなら、売れば良いと思うのだが。

ホノルル空港がイノウエ空港になったからと言って、便利になるわけではない。しかしそれで金が入り、赤字が減るなら県民の負担は減る。

名前なんかどうでも良いのだ。

この辺で締めたいと思います。

長文を読んでもらってありがとうございます。

 

 

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