安倍と支持率

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安倍内閣の支持率が30%を切った。

一向に解明の進まない加計問題や政権に対する不信感が消えないのだろう。稲田大臣の更迭を求める世論もあり、支持率が回復する気配は全くない。総理が予算委員会に出席を決めたそうだが。だったらその前の証人喚問の時に出れば良かった。外遊の理由に拒否したが、九州豪雨対策で一日だけ日程をずらしての帰国である。だったらG20が終了してすぐ帰国すれば出席できるのにと有権者は考える。アピールと言う意図が見え見えだ。突然都議選の最中に「特区に限らす獣医学部を増やす」と言ったり、そんな総理のご威光で決めるかと、加計学園も「総理のご威光」で決めたと自ら言ったようなものだ。増やしたり、減らしたり、簡単に文科省に圧力をかければ変更できると言うことである。こういうトップダウンの独断変更を「ご威光」とか「鶴の一声」と言う。それを総理は自ら認めた発言だ。

時に世論調査と言うのがある。報道機関は調査して報道する「内閣支持率」とかである。もちろんこれに政権は影響を受けるが、実を言うと政権はあまり数字そのものは気にしない。もちろんマスコミは「世論調査の結果で政策判断が変わった」と言うが大抵は誤りだ。マスコミではない。

なぜなら、実は内閣も密かに世論調査している。独自で情報を入手するのだ。もちろんマスコミの行う大雑把なものではない。綿密に項目を指定して、ターゲットを絞ったりもする。何しろ政権には重要な情報なのだ。マスコミの怪しげな数字などはなから信用してない。

世論調査も専門の会社がある。選挙になれば票読みなど重要な調査もする。選挙区ごとに世論調査して候補者に報告する。地方ごとに政策の優先順位も違う。マスコミの大雑把な数字など意味が無い。その選挙区の有権者に響かなければいけないからだ。そういう仕事を専門に請け負う会社が「世論調査会社」である。選挙プランナーなどの選挙戦のプロと連携して行う。国政選挙なども「激戦区」を独自に調査して勝てそうなら遊説に行くとか日程調整の重要な情報である。もちろん独自調査する。こういうのはベテラン議員なら肌感覚でも分かると言う。あきらかに有権者の態度が違うからだ。街頭演説でもわかる。支持者の運動員からの反応でもわかる。逆風だと「選挙のチラシすら受け取ってくれない」そうだ。

世論調査することは違法ではない。内閣でも政党でも誰でもできる。小泉内閣郵政解散の時は内閣が事前に調査して「勝てる」と判断したらしい。その頃から「内閣でも世論調査をしている」と言う事が知られるようになった。この時が「ひそかに内閣が世論調査するのは問題ではないのか?」と言う議論もあった。現在では内閣府政府広報室が調査して発表するそうだ。一応「情報は開示しろ」と問題になって公開している。独自に官房機密費を使って調査もしてるだろうけどね。

もちろん政党も同様だ。自民党も独自に票読みをする。世論調査もする。野党だってする。だからマスコミの数字なんてどうでもいい。独自調査で知っている。ただ、嘘であってもマスコミの数字に世論が影響を受けることを心配するのだ。政権も何かと追及を受ける。記者会見で「支持率が落ちてますが」とか質問を受ける。独自調査と違うなら「一喜一憂しない」とか「真摯に受け止める」とか適当にはぐらかす。あまり意味はない。数字が嘘なのだからね。わざわさ野党に要求を受けれなくてもいいのだ。

なので、その後の政策対応から数字を見た方が賢明だ。安倍総理が拒否していた予算委員会に出る。日程を変えてポーズで一日帰国を早くした。つまり「独自調査でも数字が落ちている」から、そう言う判断になるのである。その裏付けとしてのマスコミの数字である。都議選も「負ける」と言う独自調査結果が出てるから、安倍総理の「獣医学部を増やす」発言である。出なければあのタイミングであんな発言はしない。明らかに加計問題の争点を隠すための発言だ。その後の稲田発言等が無ければあそこまでの惨敗にはならなかっただろう。もちろん一番重要なのは選挙である。投票結果は他の調査指標より重要である。実際に入れた数だからね。だから都議選であっても重要な民意の指標である。ごまかしも出来ない。もちろんその敗戦の分析と総括も自民党はしているけど。もちろん総理総裁である安倍首相の責任は免れない。

安倍総理の期待としては8月の内閣改造でイメージアップを狙いたい所だが、これは党内力学もあり、見てみるまで分からない。ただ安倍内閣が危機で動揺していることは確かである。でなければ強気の安倍総理は押し切るだろうからね。

マスコミの数字が落ちたからではない。安倍総理が弱気になっているから「マスコミの数字が正しいのだろう」と読むのがこの手の数字の読み方である。

この辺で締めたいと思います。

長文を読んでくださってありがとうございました。

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