清宮とドラフトと日ハム

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ドラフト会議が開催された。今年の注目はもちろん清宮で競合の結果、日ハムが「独占交渉権」を獲得した。野球ファンなら既知だが、まだ日ハムに入団した訳では無い。公式に入団交渉に行くのもこれからである。

ドラフト会議とは何か?についてよく知らない人もファンに多い。まず入団交渉があって「統一契約」結んでから、入団である。統一契約は「コミッションの決めた野球協約による契約」である。日本野球機構の決めた規約である。そのあと年棒交渉があって入団契約だ。その中には「自由契約」とか「任意引退」とか「FAの資格」などが書かれている。最低年棒の扱いなども統一契約だ。

 

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もちろんドラフト制度もその中に含まれる。新人獲得に関する協定である。昔はドラフトが無かった。だから各球団が自由に交渉して獲得した。だから獲得競争とかにもなった。読売に選手が集まり過ぎと言う批判もあり、ドラフト制度ができた。なのでドラフト会議で「独占交渉権」を認めて、他球団が妨害するのを制限した。もちろんこれで新人選手は好きな球団に入る権利を奪われた。勝手に機構が「独占交渉権」を決めるだから。だからよく「入団拒否」が話題になるもそのせいもある。

「交渉権」なので、獲得新人にも入団の自由がある。嫌なら契約しなければ入団しなくていい。これが「入団拒否」だ。その場合は公式に大会に出場できないなど制約もある。菅野も入団拒否をした。無論他球団にもある。これを「職業選択の自由」に抵触すると法的問題にもなった。今回の清宮も「嫌なら早稲田進学」とかも言われている。大谷のドラフトの時も「高卒でメジャー挑戦」とか物議も呼んだ。結局日ハムが交渉権を獲得して、大谷を口説いたのだが。とかくドラフトにはそう言う話はつきものだ。

個人的には「それにしても日ハムはくじ運がいいなあ」と思う私だ。大谷は競合では無いが強行指名して獲得した。その前は菅野を当てた。斎藤も当てた。今回は清宮だ。早稲田に行くかは分からないがね。交渉次第と言った所だろう。メジャー志望とか言ってもいるから、ポスティングを餌に日ハムは交渉するのだろう。大谷獲得に使った手法である。

そしてドラフト会議でその後のストーブリーグにも影響する。日ハムの中田翔はFA移籍するのか?とか。大谷はメジャーに行くのか?などである。今年は故障もあり活躍出来なかった大谷だが、その点をメジャーはどう判定するか?もある。メジャーの健康調査は厳しいですから。少しでも瑕疵があれば獲得しないだろう。獲得しても故障ではどうにもならない。

中田翔も移籍するだろう。これは結果論でもあるが、日ハムの想定でもある。中田に高年俸を出したくない。日ハムの経営方針は「マネーボール」である。これは映画にもなった考え方だ。選手をコスパで考える。はっきり言って中田のコスパは良くない。それは最近流行りの「セイバーメトリクス」と言う指標に表れている。3億とか高いのだ。だから残留など考えない。「嫌なら出ろ」である。そして後継者の清宮が獲得できる。出しやすくなったのは事実だ。ファンの意向など無視する。コスパが全てだ。与えられた予算で能力の高い選手を獲得するのが「マネーボール」の基本理念だ。その査定理論が「セイバーメトリクス」である。「セイバーメトリクス」についてはいずれ書こう。

なので、コスパが悪いと判断されて陽は巨人に移籍した。その前は糸井が移籍である。コスパが悪いと査定されたからである。だから日ハムには生え抜きの思想がない。放出は移籍が多いからだ。コスパの悪いベテランはリストラの対象だ。

選手にとっては一概に悪い話ではない。キャリアアップの踏み台と考えるならいい環境だ。ベテランがいないから、すぐに使ってもらえる。そこで経験を積んでから、移籍すればいい。日ハムならポスティングでもメジャー挑戦できる。コスパしか考えない球団だからだ。移籍金が入ると思えば日ハムは放出する。なまじ巨人より移籍重視なら良い環境でもある。それをファンがどう見るかは別だけどね。

でもって日ハムは球団も選手も「このチームにはFA獲得までのキャリアアップ」と思っている。資格を取ったら定年で移籍だ。糸井を放出して陽が外野に定着した。そして陽が移籍である。その後に定着する選手もいずれ放出だ。FA選手はコスパが悪いからである。ドラフトで入団した選手は「統一契約」があるから移籍できない。だから年棒を抑えて安く使える。コスパが良い。そして育成して価値を上げて他球団に売り飛ばすのが「マネーボール」だ。そうして獲得した予算でコスパの良い選手を獲得すれば、総年俸が低くても勝てる戦力になると言う基本方針である。

清宮が入団するのなら、育成の為にも中田は放出するだろう。そして一塁でどんどん使う。実戦で使った方が育成が早いからだ。どうせ28歳までしか日ハムでは在籍期間がない。FA資格を取るのがそのくらいだからだ。資格取得には8シーズン(海外だと9シーズン)の登録日数が必要になる。高卒は18歳で入団だから、大体27~28歳くらいで資格取得となるのだ。そして若いうちに使えるだけ使って放出だ。でも新人にはやりがいのある環境だ。実力とやる気があればすぐ使ってもらえるからね。

巨人だとそうはいかない。ベテランがいたり補強がいたりして、なかなかチャンスがない。育成が下手と言われても致し方ない。新人はどうしても実戦で使ってもらえないのだ。でも信用を得て定着すれば高年俸でも使ってもらえる。引退後の仕事も保障されたりするのが魅力だ。

なので中田放出と清宮獲得は表裏一体で諸刃の剣だ。上手く行けば優勝だし。失敗すれば最下位である。清宮にとってどっち良いかは一概に言えないが、野望があるなら日ハムだろう。大谷みたいにメジャー移籍ができるからね。巨人だと難しい。巨人ファンだが、日ハムと言う選択肢はそれ程悪くないと考えている。FA資格を取るまで日ハムで育成すれば良い。巨人に来るのはその後でも遅くはないだろう。大田みたいにドラ1で取って、失敗して叩かれるよりファンにとってはマシだ。どうせ毎年補強する巨人である。何かと言われるのももう慣れっ子だ。

その日ハムの育成方針とどう思うかはファン次第だ。嫌なら見なければいい。毎年日ハムは選手を放出してファンは炎上するが「嫌なら見るな」である。今年は中田放出で炎上の気配である。出したのは日ハムのフロントですよ。そしてこの方針は日ハムは変えないだろう。嫌なら日ハムのファン辞めたらどうですかね?

そして清宮がプロで成長するかも未知数だ。騒ぎ過ぎと言う感もある。日ハムと揉めて早稲田進学もある。何かとあるのがドラフトでもある。

ストーブリーグも始まったばかりだ。中田の去就もこれからである。

この辺で締めたいと思います。

長文を読んで下さってありがとうございました。

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