送検と日馬富士と裁判

 

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日馬富士の暴行事件は送検された。あとは、起訴か不起訴か、起訴するしても、略式起訴か公判(裁判)をするかもある。その違いについて書きたいと思う。

起訴と不起訴については前にかいた。詳しくはそっちを読んでほしいが、今回は「不起訴なら起訴猶予」であろう。事実関係は明白だし、起訴するに相当な事案であるが、日馬富士が引退したので「反省している」とみなすと言う解釈だ。

 

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でもって起訴された場合である。基本的には公判をする。裁判をせず刑を確定させる事はできない。これは司法では絶対である。だから基本は公判をする。

しかし現実には「すべての起訴事案を公判する」ことは不可能である。訴訟案件が多すぎて処理できない。略式起訴と言うのは「公判を省略する」と言う手続きである。だからその場で結審して判決が出る。罰金刑などがそうだ。いちいち公判を開いたら処理できないのだ。もちろん公判を開いていないので、尋問もしない。その場「罰金50万円です」と判決が出る。

これは、事実関係が明白で、被告も同意しているので「略式起訴」にできるのだ。被告が事実関係に異議があるなら公判で明らかにしなければならない。いくら略式で罰金刑でも「冤罪」の場合もある。その場合は公判をするのだ。被告の主張が聞けないからね。

なので略式起訴は一種の司法取引の意味合いもある。痴漢冤罪など罰金刑にして略式起訴にすれば、早く家に帰ることができる。被告も裁判となると大変なので「罰金ならいいか」とやっていないに認めたりする。司法取引の道具になるのである。

略式起訴で多いの交通違反である。飲酒運転とかスピード違反など、刑事罰がある。なので、略式起訴になって裁判所で判決を受ける。そして30万円とか罰金を払うのである。もちろん不服なら公判で争ってもいいけど。証拠もあるので、大抵は被告も認めているからだ。減点や免停は行政処分である。処分が違う。民事はそれらとは違う。損害賠償は別途である。

今回の日馬富士の件は、犯行を認めているので「略式起訴」になる可能性が強い。日馬富士も引退しており、反省しているから「懲役を科すまでもない」となると考える。日馬富士が「殴っていない」と言ってるなら別だろうが。なので公判を開く必要がないのである。事実関係は確定しているからである。もちろん慰謝料なのでべつである。これば民事訴訟だからだ。これは貴ノ岩貴乃花が訴訟を起こすものである。

検察は被害者の意思もあるから、どうしても貴ノ岩が「起訴して懲役させろ」と言えば公判を開くかもしてないが、まあ貴ノ岩も同郷の日馬富士を懲役にしたいと思うかだが。

略式起訴と言うのは、罪の重さではない。手続きの問題である。その辺を間違えている人もいるが。犯罪が軽くなる訳ではない。

罰金だろうが懲役だろうが、犯罪は犯罪なのだ。

この辺で締めたいと思います。

長文を読んでくださってありがとうございました。

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