二十歳からのタッチタイピング


先日、大学生のブログで「タッチタイピング上達したい」と言う記事を読んだ。

そういえば小生も練習したなあと思いつつ、当時のことを思い出しながらパソコンのことも書こうかと思う。

小生はパソコンを二十歳過ぎてから購入した。パソコン自身は中学生の頃から興味があったが、当時は高くてとても買えなかった。一般家庭に普及する前の話である。

当時からタッチタイピングは「難しい」と言うのが一般的で、特に仕事で使い始めた中年サラリーマンには辛いことだった。いままでほとんど紙と鉛筆だったのが「これからはワープロを使ってください」になったのだ。いわゆるドラマで「パソコンの使えない上司」とか出てきたのもこの頃である。もちろん今でも50代以上の世代はパソコンが使えない人が多い。

まずは価値観から考えたいと思う。

キーボードは単なるデバイスである。つまりは鉛筆である。その程度のものだ。しかし、キーボードを初めて見た人は威圧感を感じる。そして早い速度で打っている人を見ると、まるで「ピアノの演奏」を見てるかの様に思える。「凄いことをやってる」と思うものだ。そして「あんなこと自分に出来るのか」と感じるのである。

大きな間違いである。タッチタイピングは誰でもできる。物理的に指が動けば、誰でも出来て、上達もする。小生はタッチタイピングを「自転車に乗る程度のこと」だと考えている。箸の使い方とかと同じで、学歴や能力は関係ない。

でもタッチタイピングをできない人は、つい高尚なもの感じてしまう。小生もそうだった。当時は技術系の学生しかタッチタイピングは学習しなかったから、高度な技術だと感じていたのだ。

なので、よくタッチタイピングの練習のとかの話の前には必ずこの話をする。まずは「使えないと言う劣等感を排除する」必要があるのだ。初めから自転車に乗れる人は稀だ。もちろん多少のセンスはあるだろが、練習すれば誰でもできる。もちろん練習は必要だから時間はかかる。大体三か月から半年くらいだろう。でもそこで勘違いをしてはいけない。

それは

誰でもそれくらいはかかると言うことである。そして、すぐに上達もしないと言うことである。

タッチタイピングの練習に挫折してきた人を何人も小生は知っている。まずやろうと決意する。そしてその日は死ぬ程練習する。上手くならない。悔しくなって次の日もやる。でも効果が出ない。いらだちと焦りも出てくる。そして三日目あたりから、だんだんやる気が失せてくる。後はお決まりの三日坊主になる。これは何もタッチタイピングに限ってないが、挫折する時は大抵このパターンである。日記にしろダイエットにしろ、大抵このパターンで挫折する。実を言うとパソコンが家庭に普及し始めた時もそうだった。最初に買ってくる、一日目は使う、二日目も使う、でも三日目くらいから飽きてきて、使わなくなる。気がつけば「高い買い物」だったと後悔する。

だから最初に「価値観=心」の話をするのだ。いくらやり方を教えてもやってくれなければ意味がない。馬にむりやり水を飲ませる事は出来ないのだ。


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上記の指の位置をホームポジションと言い、もっとも基本的な指の置き方である。なのでキーボードにはあらかじめ「f」「j」の位置に指で触ってだけでわかるようなしるしがある。あとはこの図に従って「k」の上は「i」と言う感じで覚えていく。同様に左手も「d」の上は「e」とかと言う風に覚えていく。打つキーと指の位置が連動しているのだ。だから「j」を打つのは必ず右手の人差し指でなければならない。

なので最初は必ずffffとかjjjjとかから始める。ホームポジションを指に覚えさせるためだ。それからfjfjとか次の指のkkkkとかddddとかに移っていく。最初は誰しも「なぜこんなことをしているのか?」と感じるものである。でもこれが一番大事なことなのだ。みんなこれを最初にやって上達してきた。そこをおそろかにすると必ず挫折する。

どんなスポーツでも素振りや基礎練習が一番重要なのだ。

2~3週間練習してある程度指が慣れてきたら「練習文」を打ってみる。一般的なのは「The quick brown fox jumps over the lazy dog」と言う例文である。理由は「アルファベット26文字が全部入っている」からに過ぎない。日本語の「いろはにほへと」みたいな例文である。これはをひたすら打つ。そのうちに指が動きを覚えていく。そうなればかなり上達している。後はシフトやコントールぐらいだろうか。

この時重要なのは「ゆっくりでもいいから正確に打つ」事である。速度は後から勝手に速くなる。でも雑な癖は中々治らない。

あと練習全般に言える事だが「バックスペースやデリートを使わない」ことである。ついその場で訂正したくなるが、それはしてはならない。変な癖が付くからだ。練習なのだから、練習として考えること。もし気になるなら「後で校正で直せばいい」。

そして基本的には校正するのだから、その場で訂正するのは時間の無駄である。そしてバックスペースやデリートは遠くにある。いったんホームポジションから手を離さなければいけない。時間のロスに繋がるのである。これが「変な癖」である。

そして2か月くらいたって慣れてきてから長文を打つ。できれば英文が良いだろう。それは英文は変換の必要がないので文面だけを集中して見れる。そしてキーボードもそれに準じてできている。実は文化が違うのだ。そして練習には英字新聞が良いと言われてる。そもそもキーボードはタイプライターが原型にあるので、手書きの文章を新聞に起すのにも使われていたのだ。なので相性が良い。

まあ英文であればなんでも良いかと思う。このとき画面は見ない事、訂正は校正で後でやれば良いので、ひたすら打てばいい。ここまでくればほぼ慣れているので、あとは日記でもブログでも何でもいい。タイピングのゲームをやってみるのも良いだろう。ネットにも大量に無料のタイピングゲームがあるので、好きに選んでやってみたらいいと思う。

昔はチャットをやると速くなると言われた。それは会話と同じペースなので、その思考に合わせて指を動かす必要もあったのである。そして小生がチャットをやったのはネット以前なので3分10円の頃でもあった。金が減ると思えば真剣になる。

今は定額だけど、それでも遅いとイライラするし、相手に迷惑をかけると思えば自然と速くなるのだ。そう言う方法もある。

つまり、やる事は実はたいした事ではないが、諸注意はある。まずは。


頑張りすぎない事である。

これが一番重要で、だから最初に書いたのだ。頑張るから疲れる。頑張るから成果を気にする。やったからには上達していてほしい。中高年がタイピング練習ですぐ挫折するのは、年齢もあるが大抵は「自分のプライドが許さない」のが大きい。上達しない自分が許せずに挫折するのだ。

でもそう簡単には上達はしないのである。

だから根を詰めてはいけない。あせらずじっくり、こつこつやる事が重要だ。だから時間を区切ってそれ以上はやらないように決めた方がいい。

1日10分から15分、絶対30分以上は練習するな。やっても急には上達しない。無駄な努力は辞めるべきである。

そして、仮にその時間で区切っても、目が疲れる、肩が凝る。肘が痛い。どうしても最初はガチガチで力が入るのでよけい疲れる。でもこれは誰しもある。普通のことなのである。そこで嫌になったら負けである。でもやっていくうちに力が段々抜けてくる。そうなれば大分慣れてきた証拠だ。スポーツにしろ運転にしろ「力を抜くのが一番難しい」のだ。力は意識すれば入る。でも抜くことは意識しても出来ないからだ。

姿勢と言うのも重要だ、できれば机と椅子で練習した方がいい。疲労度が違う。小生が練習した時は昔使っていた学習机に置いて練習した。あとは爪は切っておいた方が打ちやすい。細かいことだが、結構重要だったりもする。

本来なら、もっと具体的な練習法も書くべきだが、それは割愛する。なぜならそんな情報はネットに豊富にあるからだ。ちょっと検察すれば大量に出てくる。そして大抵同じことしか書いていない。適当に調べれば良いだけである。


でも一応リンクは張っておこう。

練習法について

http://ubtyping.com/?gclid=COCS8d6A99ECFRATvQodrFAAAA
http://typing.twi1.me/training

タイピングゲームソフト

http://typing.sakura.ne.jp/sushida/
https://digitalfan.jp/44923

この辺で締めたいと思います。

長文を読んで下さって、ありがとうございました。

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