梅と桜

まあ3月は春なので、春の小ネタでも書こうかと思う。

3月である。春である。早い所では梅が咲く頃で、その後は桜である。たまには季節感のある事も書こうかと思う。

でもって、戦国の城にも植えられる木々がある、それは「松、竹、梅」と言ってよく植えられたと言う。桜はめったに植える事がない。それにも訳があると言う。

城は城郭で、当然籠城する。なので「その時に役に立つ植物」を植えるのだ。見た目では無い。質実剛健で目的のために植えるのである。

まず、松である。これは「松の実」が食料になる。そして松脂がとれる。油で、いろいろな用途に使える。汚れ落としや松明にもなる。

竹は、筍もあるが、これは季節もので時期を外すと取れない。でも竹は使いでがある。まず柵などの補修に使える。竹やりにすれば応急の武器にもなる。また「竹束」と言って鉄砲の弾除けにも使われた。

梅はなんと言っても梅の実がある。梅干しである。薬ともなるし、食欲増進にもなる。なのでよく重宝された。塩分も補給できる。固い干した飯が、梅干しがあればなんとか食べられるのだ。なので戦の時は必ず梅干しは携帯した。

しかし桜はこれといって使い道がない。たしかに花は綺麗だがそれだけである。戦の役に立たない。だから植えないのである。

ちなみに現代の桜で有名なのは「ソメイヨシノ」で、これは江戸期に流行った品種である。なので戦国期にはない。そのころは八重桜が主流で、開化はソメイヨシノよりちょっと早い。そして江戸の花見は「ソメイヨシノ」である。全国に広まったのは明治に入ってからと言う。なので和歌に詠まれるのは「八重桜」であって「ソメイヨシノ」ではない。

3月は桃の節句の季節でもある。桃は日本では古来から縁のある植物である。桃太郎もそうだけど古事記にも「桃」が登場する。イザナギが死んだイザナミを連れ戻そうして黄泉の国に行って、そこから逃げる時に、敵に投げつけたのが「桃の実」である。ちなみに中国でも「三国志」の「桃園の誓い」など桃が出てくる。

中国には陰陽五行と言う思想がある。五行は置いておいて「陰陽」は「光と影」である。単純に言えば「二項対立」で「プラスとマイナス、男と女、昼と夜、生と死」など物事を二つに分けて考える思想である。「金か愛か」なんてのも「二項対立」である。

よく星を付けてくれる方のブログの記事を解説に使いたいと思う。


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陰陽思想に関しては、ここを読んでもらうとして、五節句についてある。何事にも陰と陽があると言う思想が陰陽思想である。そして「数字」にも「陰」と「陽」がある。まあ何でも二項対立させないといけないので、数字のようなものも陰陽に分ける。そして、どちらも必要と考えるのが「陰陽」である。光があるから影があるので、どっちも必要で、欠けてはいけない。役割が違うだけである。

でもって、偶数が「陰」奇数が「陽」と言う事になっている。「陽」なので「おめでたい数字」とか言って「好まれる数字」らしい。そして「陽」が重なる日に節句をする。1月1日元旦(現在は1月7日に節句)。3月3日ひな祭り。5月5日は端午の節句。7月7日は七夕。9月9日は重陽節句。栗とか菊の節句と言う。

逆に葬式などでは「陰」の数字を使う。香典に2万円とか4千円とか、祝儀は3万とか「陽」である。最近は気にしない方も多いが、昔は結構気にした。現在もマナーとして数字を気にする人も多い。敢えて「5千円でなく4千円」にしたりすることがある。小生は簡単だから「陰陽」は気にしないで、一律5千円とか1万円にしてしまうが。つまり「不幸な時は陰数」で「めでたい時は陽数」を使うのである。

そして3月は入学など何かと祝儀を出す機会もあるだろう。そんな時の役に立つかもしれないと豆知識でもありました。

この辺で締めたいと思います。

長文を読んで下さって、ありがとうございました。

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