はれのひと成人式


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着物レンタル業者「はれのひ」が破綻した。社長が海外逃亡したとか。その影響で成人式の着付けが出来ないなどの被害が出たとか、「思い出になる成人式が台無しになった」とか。社長が逃亡したのもあり、民事再生法の申請等はしていないらしい。なので債権者に対する説明もない状態である。

資金繰りに苦しんでらしく、例によって「料金前払い」で運転資金を集めていたらしい。ちょっと前の「てるみくらぶ」と同じである。状況もてるみくらぶと同じで当日に破綻して大騒ぎになったと言う奴だ。てるみくらぶの場合は「当日乗る飛行機が無い」とか「帰国できない」だったが。宿泊する宿が手配されていないなどである。「はれのひ」も同じで「レンタルした着物が届かないから記念撮影もできない」などである。

 

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以前てるみくらぶの件で書いたので詳細はそっちを読んでほしいが。こう言うケースは多々ある。酷いのは結婚式の披露宴の途中で式場の親会社が不渡りを出して債権者に追い出されたなんてのもあるらしい。不渡りなので即倒産である。支配人が来て新郎新婦に説明したらしい。披露宴が滅茶苦茶である。銀行の取引が終わるのが午後三時なので、何も知らずに営業中に倒産を知るわけだ。ちなみに「ジョイフルミツヤ」と言う会社だった。なのでこうしたトラブルは多い。単に今回は成人式当日だったから問題になっただけだ。

でもって、成人式であるが、毎年自治体が行うものだ。今回の被害も「その式に行けなかった」と言うのも多い。確かに一生に一度の事だから理解はするが、よく考えると変な式典である。

わざわざ自治体の税金で行うものなのか?

成人の規定は二十歳だから祝いたいと言う家族の気持ちは理解する。なら「個別に着物着て記念撮影」すればいいだけだ。わざわざ税金と投入する必要はないのである。祝いたい家族が勝手にやればいい。わざわざ「式典」にするからこんなトラブルになるのだ。日本は同調圧力が強いからね。

そして、自治体が主催を辞めたからといって廃れるものでもない。例えば「七五三」がある。別に自治体が三歳児と親を集めて祝ってくれる訳ではない。個別にお宮参りをして記念撮影をする。人生の大事が節目なら、自治体が主催なんかしなくてもちゃんと祝うのだ。その点でも「成人式」はおかしな式典である。

あと成人の定義も変わりつつある。今では18歳から選挙権が与えられる。社会人としての自覚なら18歳からだ。せいぜい「酒とタバコ」くらいの意味合いしか持たない。その程度の節目を祝うのも変な話である。「成人式」と言っても本来の意味も形骸化しているのだ。まあ二十歳でも大学生もいるから「社会人」と言っても実感がないだろうが。もともとそんな連中のために税金で式典をする意味はないのだ。

そして最近は「荒れる成人式」も問題になっている。成人式で暴れたりするそうだ。そうなると何のための成人式なのか?とも思ったりもするけど。なのでようやく「成人式を廃止する」と言う自治体も出始めた。そうした廃止論もある。

賛否については色々あるだろうが、廃止にならないのには別の要因もある。それは「着物(呉服店)」の死活問題だからである。彼らにも組合がある。

だいたい現代において着物はまず着ない。着付けもできずに教室もある。今回の件も「着付けができない」のも多い。

それくらい着物の需要は無いのが現状である。まず仕立てない。ちなみ私は着物を持っていない。着た事もない。七五三は子供スーツだった記憶がある。独身で未婚なので披露宴もない。人生で着る機会はそんなものである。

そして「成人式」と言うのもある。女性は振袖を着て参加したりもする。この日のために準備したりする。呉服店にとっては重要なイベントなのだ。廃止になった困る。着物が売れないからだ。

歴史的に見て呉服店と言うのも既得権がある。昔は「米屋、酒屋、呉服」はちょっとした豪商だ。着物にも資産価値があった。「着物を質に入れる」なんてのも多かった。呉服屋は金持ちだったのだ。今でも仕立てるとなると十万以上するらしいが。だから自治体に働きかけて「成人式」をさせる訳である。政治家も票と金が欲しいからね。

そして、単なる式典である。たいして予算もかからない。それで献金が受けられるならいい。「成人を祝う」と言う行為には反対論も出にくい。だから廃止にならないのだ。有権者はもうすこし成人式と言う自治体の式典の意味について考えるべきだろう。

言ってしまえば「成人式は呉服業界のステマ」である。だから今回「被害者救済」とか呉服業界は騒いでいるのだ。問題が大きくなれば「成人式廃止論」が強くなるからね。そうなれば業界全体の売り上げが減る。それだけのことだ。そして実質破綻した会社を本当に業界が救済するんですかね?そんなこと不可能だと思うのだが。

私の意見は「もう成人式は廃止した方がいい」である。個別に家族や友人同士で祝えばいいだけだ。税金を投入する意味は全くない。今回は「成人式は呉服業界のステマ」と言う既得権が根源にある。それを廃止するのが「行政改革」だ。

本来行政改革とはそう言う事だ。

この辺で締めたいと思います。

長文を読んで下さってありがとうございます。

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