貴乃花の立候補と落選

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貴乃花相撲協会の理事候補選挙に立候補して落選した。「理事候補」なのは最終的に「評議会」の承認を受けるためである。あくまで選挙では「候補」である。それは首班指名選挙でも「国会は内閣総理大臣を指名」であって「任命は天皇が行う」のと同じである。その候補から貴乃花は落選した。定員10名の所11名が立候補したので選挙となった。そして貴乃花が落選したのである。

貴乃花の決意の立候補とか言われているが、真相は不明である。落選覚悟とか。仮に貴乃花が理事候補になったら評議会はどう判断するか見ものだったけど。選挙結果を無効にするんですかね?貴乃花をあれだけ嫌っている評議会である。野次馬的にはその方が面白かったけどね。

当初は立候補しないとかさせないとか?。降格を受けたから資格がないとか?まあ相撲協会の事はどうでも良いが、原理原則で言えば貴乃花の立候補は認めるべきである。なので今回の立候補は筋を通したと言えよう。

まず貴乃花は犯罪を犯してはいない。責任者ではあるが、暴行事件は弟子の件である。評議会は「失礼である」を降格の理由にしているが、失礼は別に違法でも犯罪でもない。それを降格に理由にする事自体がおかしいのだ。

そして降格は相撲協会の処分である。貴乃花は異議を唱える権利がある。不服なら再度立候補して親方衆に信を問えばいい。その権利は保障されるべきだ。国政選挙でも懲役など明らかな重犯罪でない限り公民権は停止されない。執行猶予中でも立候補可能なのだ。罰金刑も罰金を払えば公民権は復活する。なので豊田真由子衆議院選挙に立候補できるし、立候補した。そして落選したのである。貴乃花も同じである。それを「立候補を認めない」と言う事自体がおかしいのだ。そして首長が議会の不信任案可決で失職しても再度立候補することできる。あくまで民意と審判が重要であり、再当選したなら、議会の不信任の議決がおかしいと言う事になる。なので立候補する権利は保障されるべきなのだ。

だから貴乃花の立候補は当然の権利であり、仮に貴乃花が当選したなら理事に当然再任されるべきである。

今回の貴乃花の立候補は「11人して選挙を行うため」と言う憶測もある。確かにそれもあるだろう。仮に当選しても評議会がどう判断するか?は不明である。貴乃花だけ無効としかねない。あの評議会議長ですからね。そう考えれば「落選覚悟」も理解できる。貴乃花は選挙をして相撲協会の信を明らかにしたかったのだ。結果は結果なので後は個々が考えればいいだけである。それが示されてただけでも意義のある選挙だと言えよう。

それにしても相撲協会派閥主義的風土が良く分かった選挙結果である。貴乃花にしてもそれは分かってと思うけどね。一門の結束は確認されたようなのだ。言ってはなんだがこうなるもう選挙ではない。体裁だけで談合である。一門の長が集まって枠を配分すると言ったやり方である。初めから「貴乃花一門の理事の枠は一つだよ」と言う事なのだ。そして派閥順送りで理事になるわけだ。どっかの内閣の組閣と同じである。そう考えれば簡単な結果だ。誰も選挙など望んでいないのだ。なので貴乃花も当初は「立候補は辞退すべき」と仲間から言われたらしい。どの道枠は増えないのだ。だったら妥協して派閥の存続の方が重要だ。

こうした根回しや談合は政治では普通の事だ。自民党総裁選挙もそうだ。安倍晋三の再選も無投票である。野田聖子が立候補すると言われたが推薦人を集められずに断念した。結果立候補は安倍晋三だけとなり、無投票当選である。相撲協会ならどうでもいいが、国政の与党の総裁が無投票とは恥である。安倍晋三は総理ですからね。「自由と民主主義」と言いながら、総裁選挙が無投票とはね。党員は意思表示すらできない訳である。まずは少なくとも開かれて民主的な総裁選にすべきであろう。政策はその次だ。だから「安倍独裁」なのである。

こうした無投票当選は主に地方の首長選挙に多い。「相乗り」である。首長は大抵「無所属」である。そうしないと相乗り出来ないからだ。流石に他党の公認候補に支援は出しずらい。だから無所属なら自民党から立憲民主党まで「推薦」がもらえる。そうなれば他党から対立候補は出ない。結果無投票で再選である。そんな市町村ばかりだ。共産党は基本的に相乗りしないから対立候補を出す事もあるけど。負け覚悟の立候補で「選挙の為の立候補」に過ぎない。それは今回の貴乃花の立候補と同じだ。

まあ首長選は現職有利だから、どうしてもそうなってしまうけどね。東京都政だって都民ファースト小池都知事だから談合になる。

日本の政治はそう言うものなのだ。選挙を嫌う。勝ち負けでは無く談合である。だから戦前「大政翼賛会」なんてのが出来たのだ。寄らば大樹の陰の派閥の談合政治である。一言で言えば「空気読め」だ。貴乃花はあえて空気を読まなかった。だから選挙をしたかったのだ。

なので今回の相撲協会の体質は、そのまま「空気読め」の日本の談合政治体質そのものだ。そしてその「空気」には逆らえない。そして逆らったらいじめられる。それが「日本の同調圧力」だ。

今回の騒動は実に日本的な体質を感じる私である。

この辺で締めたいと思います。

長文を読んで下さってありがとうございます。

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